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KéFU stay&loungeのある京都西陣には、人々の暮らしの中に歴史や文化が色濃く残っています。
この地域で伝統的に作られている西陣織は有名なので、「西陣」という地域名を聞いたことがある人も多いはず。
では、なぜこの地域が西陣という名前なのか、知っていますか?
実はそのきっかけは、室町時代の応仁の乱なのです。
当時、京都で大きな勢力を誇っていた室町幕府には、将軍家と、それに仕えるいくつかの家がありました。
1467年、将軍家や家臣家の中でおきた後継者争いなどが原因となって、応仁の乱が勃発。
山名宗全率いる西軍は堀川より西に、細川勝元率いる東軍は堀川より東に陣地を広げて戦うことになります。
この時の西軍が陣地をおいていた場所が、現在の西陣。
その後、「西軍の陣地跡」の意味から「西陣」と呼ばれるようになりました。
今でも、山名町北側には山名宗全邸宅跡の石碑があり、歴史をこの目で確かめることができます。
時代が流れて、「西陣」という行政区域はないものの、次第にこの地域の一般的な名称と変化していったのです。